お子さんが入院したことはありますか?
元気な毎日を送っていると、自分の子どもが入院するなんて想像もしないと思います。
私もそうでした。
それがまさか!?
長男が0歳の時と1歳の時に長期入院を経験しました。
どんなに気を付けていても、体調不良を完全に防ぐことはできません。
予期せぬ事態が起こってしまった時、私の経験談が少しでもお役に立てればと思い、子どもの入院生活について情報を共有したいと思います。
子どもの入院は突然やってくる
子どもの体調不良って急なことが多いですよね?
「え?さっきまで元気だったのに?」
「いつの間にこんなに熱が高いの!?」
なんて状況…経験ありませんか?
これまで何度救急外来にお世話になったことか…。
週末や夜、病院がお休みの日に限って突然具合が悪くなるのってなぜなんでしょうね。
私が体験したエピソードを読んでもらえると、気持ちの準備もできないまま突然入院になってしまう状況が想像しやすいと思います。
長男1回目の入院(生後3か月頃)
長男が寝ている時、なぜか呼吸が気になりました。
観察すると、途中で呼吸が止まっている時間があり、
その後しばらくして呼吸が戻るという状態を繰り返していました。
気になって、かかりつけ医へ相談したところ、すぐに大きな病院へ行くように勧められました。
まずは出産した病院の小児科にかかりました。
そこから、さらに専門の病院を紹介してもらい、その翌日には紹介先の病院を受診していました。
ここまでのスピード感、今思えば先生方の”危険”との判断だったのかもしれません。
でも、当時の私には正しく状況を認識できる知識がなく、恐ろしいほどに危機感を持っていませんでした。
実際には、紹介先の病院を受診するなり、入院が決定!
あまりにも急な展開に、かなり驚いたことを覚えています。
もちろん、入院グッズなんて持って行っていませんでした。
結局、息子は帰宅を許されず、この日から約3か月の入院生活が始まりました。
長男2回目の入院(1歳2か月頃)
この日は特に変わったこともなく、長男を連れて午前中は自動車学校、午後は友人とランチに行ったのを覚えています。
いつも通りの元気な様子で、帰宅後は夜ごはんを食べさせ、お風呂に入れて、寝かせました。
日付が変わって午前2時過ぎぐらいだったでしょうか?
ふと隣で寝ている長男が気になって目を覚ましました。
布団からモゾモゾと出て行っている長男が目に入って、抱っこするといつもと様子が違ったのです。
長男の小さな体が震えていて、目の焦点が合いませんでした。
呼びかけにも全く反応しません。
わけが分からず、こわくなって…
寝ている夫に、「救急車呼んで!」と叫んでいました。
夫も「救急車何番!?」と少しパニックになっていたかもしれません。
その後、息子は最寄りの総合病院へ運ばれました。
一般的に小児の痙攣は数分ほどで止まるそうですが、長男の場合は長時間わたり痙攣が止まりませんでした。
運ばれた日から約1ヶ月の入院生活が始まりました。
乳幼児の入院には保護者の付き添い入院が必要
乳幼児が入院する際、多くの病院では保護者の付き添い入院が必要になることをご存知ですか?
私は息子が入院するまで、付き添い入院なんて知りませんでした。
初めての人にとっては、意外と盲点かもしれません…。
正直、入院が長期になればなるほど働くこととの両立は厳しいだろうなぁと思ったよ。
長男の入院と同時に、私の付き添い入院生活もスタートしました。
入院2回で、合計4か月ほど一緒に病院で生活したことになります。
この24時間の付き添い入院って、今思い出しても精神的にも体力的にも消耗したなぁと思います…
付き添い入院での保護者の状況
子どもの病状が心配過ぎる
入院中の1番の心配事は子どもの病状ですよね。
病院の先生は最も最悪な状況を想定して話をされます。
傷口に塩を塗られるような辛さがありますが、何か気になることや分からないことがあれば、先生や病院スタッフに相談して、1つずつ解決しましょう。
一人でため込まないように気を付けてください。
病院だけ(病室だけ・ベッドだけ)の生活がストレスになる
子どもの入院自体が大きなストレスなのに、保護者も24時間子どもに付き添って入院することになり、ほとんど自由のない生活はさらに大きなストレスになります。
実際にどういうことかというと、行動範囲が病院だけ、またはベットや病室だけになります。
基本的に子どもから離れない生活します。
お風呂や売店へ行く際は、病院スタッフが世話を代わってくれましたが、気軽にふらっと気分転換…なんてできませんでした。
極端に限られた範囲内での生活は、病気でなくても病気になってしまうのではないかと思うほどでした。
今はコロナウイルスの影響で、面会が制限されてる病院が多いと思います。
そうなると他の家族に会うことも難しいですよね。
長期入院になるのであれば、うまく気分転換できるようなものがあると助かりますよ。
入院生活はママやパパが精神的に安定していることも重要◎
子どもが寝ている間に本や雑誌を読んだり、wifiを使ってドラマを見たり、自分のための時間も作れるといいと思うよ。
先生の許可がおりてからは、息子をベビーカーにのせて、院内散歩をしていたよ。
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睡眠不足になり、疲労が蓄積する
息子が入院した時はまだ小さかったので、一緒にベッドで寝るという生活をしました。
0歳の時と1歳の時だったのでなんとかなりましたが、それでもけっこう窮屈に感じました。
夜間は病棟にモニターのアラーム音や呼び出し音が鳴り響き、見回りが何度かあり、0歳の時はそれに加えて授乳も…
結局、病院ではほとんど眠れませんでした。
睡眠不足が続いて、「もう限界だ!」って思ってからは、時々夫に付き添い入院を交代してもらいました。
夫の仕事が休みの前夜に交代してもらって、一晩家で睡眠を取って、翌日病院へ戻りました。
たった1日だけでも、ちゃんと睡眠が取れるとまた頑張れると思いました。
睡眠不足になると不安定になりやすいので、付き添い入院はチームプレーで乗り切ることをおすすめします。
ママやパパで手が足りなかったら、おじいちゃんおばあちゃんにも助けてもらいましょう◎
付き添いの人のベッドや布団が必要な場合は、病院で聞いてみてね。
食事が偏りがち
入院している子どもの食事は出ますが、付き添いの人の食事は病院によります。
注文できる場合は1食数百円程度で注文できました。
3食全てとなると決して安くはないのですが、夜だけという注文の仕方もできたので助かりました。
付き添い入院中は、売店のお弁当やおにぎり、パン、カップ麺など食事が偏るので、栄養やバランスが考えられた病院食はうれしかったです。
付き添い入院には、冷蔵庫で保存できて調理が必要ないもの、常温で保存できて電子レンジやお湯を入れるだけで食べられるものは幅広く用意すると飽きなくていいですよ。
- カップ麺
- パックごはん
- レトルトのカレーや丼もの
- ふりかけ
- パン
- シリアル
- カロリーメイトなど手軽に食べられて、栄養価が高いもの
- ヨーグルト
- ゼリー
- 果物(カットする必要がないもの)
- チョコレート
- のど飴
- 野菜ジュース
- 牛乳
- インスタントコーヒー(スティックタイプが便利)
- 好きなお茶のティーバッグ
入院生活が長くなるにつれて、経済的な負担が大きくなる
子どもの医療費は自治体によって多少の違いはあるものの、基本的にはほとんどかかりませんよね。
(乳幼児医療証に月の負担額が書かれています。)
息子の治療明細書と領収書を見てびっくりしたよ!
保険制度ってありがたいね。
医療費に関しては、安心だと思うのですが、実は医療費でない部分の出費がかさみます。
食事代、個室にすれば差額ベッド代、病衣レンタル代、洗濯機・乾燥機代、テレビカード代、付き添いの人の食事代、家族が病院へ通う際の交通費、兄弟がいれば保育代がかかります。
家族の食事は外食やテイクアウトが増えるといつも以上にかかります。
こんな時、保険をかけていれば入院一時金や1日あたり数千円の入院保険金が支払われるので助かりますよ。
子どもの場合、月1000円ほどで充分な補償を得られるものもありますので、一度検討してみてはいかがでしょうか?
長男の最初の入院の時は、保険をかけていなくて…意外と多い出費に負担を感じたよ。
その後、後悔して保険をかけたんだ。
まさか2回目の入院があるとは思っていなかったけど、実際に入院した時はすごく助かった!
入院生活に必要なもの
子ども(本人)が入院生活に必要なもの
- 保険証
- 乳幼児医療証
- 母子手帳
- お薬手帳(あれば)
- 診察券(あれば)
- 着替え(病衣はレンタルできる)
- おむつ
- ビニール袋(おむつを捨てるときやその他にも使える)
- おしりふき
- ミルク
- 哺乳瓶
- 保温水筒(ミルクの場合あれば便利)
- 哺乳瓶の消毒セット
- お箸、スプーン、フォークなど
- コップ
- ウェットティッシュ
- BOXティッシュ
- 消毒液
- マスク(年齢や状況による)
- タオル
- 洗面・歯磨きセット
- お風呂セット
- 絵本やおもちゃ
子どもの年齢によって必要なものが変わるよ。
乳児の場合はミルクや哺乳瓶を忘れずに!
離乳食の場合はどの程度進んでいるか病院と相談するといいよ◎
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付き添い入院に必要なもの
- 現金(テレビカード、コインランドリーなど必要な場合がある)
- 着替え
- お箸、スプーン、フォークなど
- コップ
- 食べ物(付き添い食を頼める場合もある)
- ウェットティッシュ
- BOXティッシュ
- 消毒液
- マスク
- タオル
- 洗面・歯磨きセット
- お風呂セット
- 洗濯洗剤
- 洗濯ネット
- 脱ぎ履きしやすい靴
- イヤホン
- ペンとノートや手帳(子どもの病状を記録する)
- 本や雑誌(長期入院になれば、気がまぎれるもの、時間をつぶせるものがあるいい)
- wifi(あれば便利)
- ボディクリーム、ハンドクリーム、フェイスパックなど乾燥対策(あれば便利)
- 蒸気でホットアイマスクなどリラックスできるもの(あれば便利)
- 着圧ソックスなどむくみ対策(あれば便利)
付き添いの人の食事やお風呂など、病院によって対応が違うよ。
付き添い食を頼める場合は、お金がかかるけど…食事の心配をしてくていいから、おすすめだよ◎
お風呂は使える時間や曜日に制限があることも。病院に確認しよう。
子育てには責任が必要だけど、1人で抱え込み過ぎないで
子どもが入院すると、保護者は精神的、体力的、経済的に大きな負担を強いられることになります。
突然の出来事に対して、あまりにも背負うものが大き過ぎますよね。
実際に子どもとの入院生活を経験して、正直子育てには覚悟がいるなぁと思いました。
自分の思うようにならないことがたくさん出てくるんです。
日常生活、快適な睡眠、適度な食事や運動を捨てて、最悪の場合には仕事ができなくなるかもしれません。
子育てをする予定の方、子育て中の方には、こういう状況も起こりうるということを知って欲しいです。
子どもが入院したらどうするのか…1度、家族で考えてみませんか?
そもそもシステムとして24時間の付き添い入院自体に問題があるとも思えます。
サポート体制が整って、もっと子育てしやすい環境になったらいいですね…。